島根県松江市の上定市長は12月2日の市議会で、2025年4月の市長選挙に立候補することを正式に表明しました。 松江市・上定市長： 「来年4月に実施される松江市長選挙に出馬し、2期目の市政を担わせていただきたく、その意思を表明させていただきます。自分が生まれ育った松江への恩返しがしたいという初心を忘れず、誠心誠意努めてまいります。」 上定市長は2日の市議会11月定例会の一般質問で、自民党系会派「志翔の会」の議員からの質問に答える形で、2期目を目指して立候補することを正式に表明しました。 上定市長は松江市出身の51歳。 2021年の市長選挙に立候補して初当選し、現在1期目です。 出馬表明に続いて2期目の課題として、JR松江駅前の再開発をめぐる問題や、島根スサノオマジックのアリーナを含む総合体育館周辺エリアの整備などの問題などを上げ、引き続き責任をもって取り組みたいと意欲を示しました。 一方で、別の自民系会派「松政クラブ」の議員からは、これまでの3年半の間に、駅前の再開発や市営ガス事業の民営化などの重要施策について、市議会に事前の協議や相談なしで進めてきたとして、「市長は議会を軽視をしていないか」と問いただす場面もありました。 松江市・上定市長： 「主要事業の進捗状況などにかかる説明の機会を、折に触れて設けさせていただいているつもりではありましたが、議会軽視とは思わないのかといったご意見を頂戴したことは大変残念でありまして、十分な説明になっていなかったことを反省し、ご指摘を真摯に受けとめて改めてまいりたいと考えております」　 松江市長選挙は2025年4月13日に告示され、20日に投開票が行われます。