大谷翔平（ＡＰ）

◆米大リーグ　ダイヤモンドバックス―ドジャース（２９日・米アリゾナ州フェニックス＝チェースフィールド） 　ドジャース・大谷翔平投手（２９）が２９日（日本時間３０日）、敵地Ｄバックス戦に「２番・ＤＨ」で先発出場。８回無死一、二塁の第５打席は４番手左腕・アレンから左前適時打を放ち、２試合ぶりの打点を挙げた。マルチ安打は５試合ぶりとなった。 　５打席目まで全て左腕が相手となった。先発・ヘンリーはエンゼルス時代の昨年６月３０日（同７月１日）にも対戦し、エンゼルスタジアムの右翼席へ自己最長となる飛距離４９３フィート（約１５０・３メートル）の特大３０号ソロをマークした時の相手。今季初対戦となった初回１死の第１打席は大きな歓声に少しブーイングが混じる中、中前打で２試合ぶりのヒットをマークしたが、２回１死満塁の絶好機では初球を打って痛恨の二ゴロ併殺。一塁を駆け抜けたところで天を仰いだ。 　５回１死の第３打席は２番手左腕・ソールフランクから四球を選んで出塁。Ｔ・ヘルナンデスの２点二塁打でチーム３点目のホームを踏んだ。６回先頭の第４打席はアレンの前に遊ゴロに倒れていた。大谷は試合前の時点で対右投手の打率３割８分９厘に対し、対左投手は２割６分となっていた。 　ここまで３０試合で打率３割３分６厘、７本塁打、１８打点。試合前の時点で二塁打、塁打、長打数は両リーグ３冠となっていた。今季初出場のチェースフィールドでは過去５試合ノーアーチだが、２５球場目の本塁打が出れば、日本出身の選手ではロバーツ監督の７本を超えてド軍在籍時の最多本塁打記録の８号となる。