Aぇ! group、過去の苦労を明るく乗り越えるポジティブさ よにのチャンネルコラボ企画を見て
Aぇ! group、メンバー同士の喧嘩を乗り越えたことも
正門良規がソロコンサートを開催した2022年頃を思い返すと、メンバー同士で起きた大きな喧嘩の話も。佐野の「マジで気まずかったもん」という今だから言えるような正直な言葉からその衝突の本気度が窺えるが、菊池風磨や二宮和也による「喧嘩して仲良くなるみたいなところもありますしね」「(喧嘩が)できるだけいいよね」というポジティブなコメントに救われた人も多いだろう。 デビューについての話になると、デビュー延期の報道記事で彼ら自身もデビューすることを初めて知ったということやメンバーの脱退、それによるバンドの担当楽器変更など複雑に思える話題にも隠さず触れていく。「そこから準備期間ができた」「できることをやろうという期間だった」「必死にやるしかなかったですね」と、どんな困難に対しても決してネガティブにはならない彼ららしい言葉も飛び出す。どんなことも前向きに変換して捉え、その時にできることを全力で取り組んでいく彼らの強さが、今回デビューを再び掴み取った所以とも言えるかもしれない。 ジュニアとしての期間が長く様々な苦労を抱えてきたAぇ! groupだが、それに同情させるのではなくあっけらかんと包み隠さず話したり笑いを交えたりするような姿勢に胸を打たれる企画だった。慣れない先輩からのいじりにたじろぐ様子の末澤や、反対にいつも通り飄々とした態度の小島や佐野など単独チャンネルとはまた違った楽しさの見える機会でもあったため、またのコラボを心待ちにしたい。
池田夏葉