「プレッシャーなんてない」トンプソンに代わってウォリアーズ入りしたヒールドは泰然自若の構え「自分の仕事をするだけさ」<DUNKSHOOT>
ウォリアーズの今季の予想スターターは、カリー、ブランディン・ポジェムスキー、アンドリュー・ウィギンズ、グリーン、トレイス・ジャクソン・デイビスの5人。 ヒールドはディアンソニー・メルトンやゲイリー・ペイトン二世、アンダーソン、ジョナサン・クミンガ、ケボン・ルーニーらとベンチから出場する見通しだが、チーム屈指のシューターかつ爆発力のあるスコアラーとして、先発級のプレータイムを得る可能性もある。 昨季3年ぶりにプレーオフ出場を逃したチームは、トンプソンとクリス・ポール(現サンアントニオ・スパーズ)、ダリオ・シャリッチ(現デンバー・ナゲッツ)らベテラン陣が退団したことで、戦力ダウンと見る向きが大半だ。そのなかでヒールドはビッグ3の一角であったトンプソンが比較対象となることから、期待もひとしおだろう。 もっとも、本人は「プレッシャーなんてないね」と新天地での仕事を前向きに捉えている。 「自分の仕事をするだけさ。クレイがこの球団でやってきたことは凄まじいものだった。クレイのことは大好きだよ。もう何年も彼のことを見てきたからね。特別な選手さ。彼はゲームを変え、(攻守兼備の)2ウェイプレーヤーとなってチャンピオンになったんだ。ただ、僕はそれをプレッシャーとは感じていない。彼のような役割をもらって、彼と同じようになれるのか挑戦するのは楽しいことだと思っている」 キャリア9年目の今季、通算5チーム目で開幕を迎えるヒールド。躊躇なく長距離砲を放つ積極性とそれを決め切るシュート力を兼備する男が、ウォリアーズでどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみに待ちたいところだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
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