東かがわ市の排水ポンプ場 台風10号接近時に正常に稼働せず排水不能に 市内では浸水被害も
KSB瀬戸内海放送
8月の台風10号の影響で東かがわ市では約70件の浸水被害が確認されています。被害が多かった地区で雨水を海に排出するポンプ場の機械が故障していたことが分かりました。 【写真】東かがわ市湊の浸水の様子 8月29日夜
故障が発生したのは、東かがわ市松原にある松西ポンプ場です。雨水を自動で海に排出する機械が2台設置されています。 東かがわ市によりますと台風10号が接近し大雨が降った8月29日午後4時20分ごろ、2台とも故障して停止しました。 市から連絡を受けた業者が約40分後に2号機を復旧させましたが、1号機は午後10時ごろまで動かなかったということです。故障の原因は分かっていません。 東かがわ市では9月1日現在、台風10号による大雨の影響で住宅や倉庫など合わせて71件の浸水被害を確認しています。うち18件が松西ポンプ場が排水を行う地区の建物でした。 このポンプ場は、毎分128tの雨水を海に排出する能力があります。1984年4月の稼働以降、市の職員や業者が毎月メンテナンスを行ってます。8月23日と、大雨が降った29日にも市の職員が正常に稼働することを確認していたということです。 東かがわ市が故障の原因を調べています。
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