【福岡ボート(サマータイム)Aレディース】渡邉優美 強い気持ちで臨む
< 5日・福岡ボート・5日目 > これがエースの仕事。準優10Rで渡邉優美(31)=福岡=は2コースから差して2着。逃げた深川麻奈美には及ばなかったが、ゼロ台に踏み込む気合のSを披露して優出権は確保。ドリーム1号艇シードの福岡女子のエースとして最低ノルマは果たした。 機力もここに来て手応えは十分。序盤は上向かない機力に渋い表情だったが、熱心にペラ調整を施すことでパワーアップに成功。「しっかりグリップしていて、伸びも悪くない。最初と比べたらだいぶいいです」。〝やっとこのエンジンと仲良くなれた〟と独特の表現で機力の良さをアピールした。 予選は水面状態が悪くうねりに泣かされ、予選ラストも2コースまくりを決めながら、水面に足を取られて6着という憂き目に。ただ、水面が良化した5日目は納得のターンができたことで完全に地の利を取り戻した。「水面とも仲直りできました。けんかするほど仲がいいって言うでしょ(笑)。やっぱり福岡は大好きです」 相思相愛の水面だからこそ、このままで終わるわけにはいかない。優出では満足できない。「8月の本番(レディースチャンピオン)につながるレースをしたい。強い気持ちを持ってレースします」。今年の大目標へ向け、最高の結果で前哨戦を終わらせる。(森 大輔)