信号無視の疑いで男性を誤認逮捕 広島県警福山東署、追跡中に署員が見誤る
広島県警福山東署は9日、赤信号を無視したとして、道交法違反の疑いで福山市の60代男性を8日に誤認逮捕したと発表した。その後の捜査で署員が見誤っていたことが判明し、逮捕から約2時間後に釈放した。 署によると8日午後5時20分ごろ、福山市幕山台の市道交差点で、パトカーが荒い運転の乗用車を発見し、赤色灯をつけサイレンを鳴らして追跡。車は交差点右手前の飲食店駐車場を通り抜けたが、パトカーの署員2人は信号を無視して交差点を右折したと見誤り、運転していた男性を同6時過ぎに現行犯逮捕した。 周囲が暗く、署員2人がしっかり見ていなかったのが誤認逮捕の原因という。当時、車とは約20メートル離れていた。ドライブレコーダーの映像などから判明した。 内田広秋副署長は「誤認逮捕に至った経緯を確認し、再発防止に努める」とコメントした。