【MotoGP】マルケス、ドゥカティ本家入りの効果? CEOの手配で発売前の新型パニガーレV2がデリバリー
2025年シーズンから新たにドゥカティファクトリーチームへと加入したマルク・マルケス。彼は先日、発売前のドゥカティ・パニガーレV2を使ってトレーニングする姿を見せた。 【ギャラリー】モータースポーツ色強めで現地の様子をお届け! 東京オートサロン2025 昨年グレシーニへと加入したマルケスは、ドゥカティのマシン1年目ながらもパフォーマンスを発揮し、ドゥカティのファクトリーシートをゲット。2025年は再びMotoGPタイトルを争うことが期待されている。 そんなマルケスはドゥカティの最新型市販モデルでトレーニングに勤しむようになった。昨年はまだホンダのマシンを使い続けていたが、いよいよドゥカティのファクトリーライダーらしくなってきたと言えるだろう。 注目すべきは、今回マルケスがトレーニングに使用したモデルが、まだ発売前の新型パニガーレV2だということだろう。 マルケスはこの新型パニガーレV2のインプレッションも残しており、そこでは「ずっと乗りやすく、スロットルも非常に滑らかになった」といったように、パニガーレを称賛していた。 ドゥカティにとってはマーケティング的にもこうしてマルケスが新型を乗り回すことはプラスだろう。実際、発売前の新型モデルを手配できたのは、ドゥカティのクラウディオ・ドメニカリCEOによる差配があったからのようだ。彼は次のように語る。 「クリスマス前、マルクへ電話して挨拶していたんだが、そこでアスパーサーキットでのトレーニングが予定されていることを知ったんだ。予定では2024年型のパニガーレV2を使うことになっていた。というのも、2025年型はまだレースモデルが使えなかったからだ」 「だが私としても、新型に対する彼の意見はとても気になっていたため、休暇に入る前に、(新型で)少しは走れるように、PRビデオ撮影用に使われていたバイクを準備するように指示を出したんだ」 「彼からのインプレッションには驚かされたよ。クイックなハンドリングだけではなく、ライディングポジションもとても快適で、“電動のような”パワーデリバリーを気に入ったと聞いた。さらに記録されたラップを聞くと、非公式ながらにスーパースポーツクラスのラップレコードだったというんだからね」 「ペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/チームメイト)が2025年モデルのレース仕様を試すのが待ち切れないね」