西島秀俊、芸能界屈指の甘党ながら「体重を落とさなきゃいけない役で3カ月、食べていない」
西島秀俊(53)が20日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋で行われた、柴咲コウ(42)主演のフランス、日本共同製作の主演映画「蛇の道」(黒沢清監督、6月14日公開)完成披露舞台あいさつに登壇した。 【写真】舞台あいさつに登場した主演の柴咲コウ 4月17日に、22年間所属した株式会社クォーター・トーンを退社し、今月いっぱいで独立すると発表して以来、初の公の場で、現在、取り組んでいる作品の役のために、大好きな甘いものを3カ月、断っていると明かした。 「蛇の道」は、15年にカンヌ映画祭ある視点部門監督賞受賞などフランスと縁の深い黒沢監督が、98年に制作した同名オリジナル・ビデオ作品が原作。同監督が再映画化に加え、フランスで再び映画を撮りたいと熱望していることを、KADOKAWAがフランスの製作会社CINEFRANCEに伝え、フランスでのリメークが実現。柴咲は劇中で、ダブル主演のフランスの俳優ダミアン・ボナール(45)が演じた、8歳の愛娘を何者かによって殺され、犯人を突き止め復讐(ふくしゅう)を誓う父、アルベール・バシュレと偶然、出会い、協力する心療内科医の新島小夜子を演じた。西島は小夜子の元に通う患者・吉村役を演じ、黒沢監督とは5度目のタッグとなった。 作品がリベンジサスペンスであることにちなみ、リベンジしたいことは? と質問が飛んだ。西島は「今の役が結構、体重を落とさなきゃいけない役で、3カ月くらい全然、甘いものを食べていなくて」と明かした。芸能界屈指の甘党として知られ、鋼のような肉体ながら甘いものを切らさず食することで有名なだけに「現場で『甘いもの、食べないですね?』と言われて結構、悔しい思いをしているので。納得いかないですね」と、甘いものを食べないと言われrこと自体、許し難いと口にして、苦笑した ただ、忍耐の3カ月も、あと1日で終わるという。「あと1日終わるので、ドーナツとかケーキとか、いろいろなものを食べたい」と訴えると、司会の奥浜レイラから「一番、食べたいものは何ですか?」と質問が飛んだ。「何から食べようかな? と。悩んでいるんですけどね。何が良いんですかね? プリンも食べたいし」と返すと、小夜子の夫、宗一郎役の青木崇高(44)から「いろいろ…みたらし団子、マカロン」とツッコミが入った。西島は「良い、良いですね…高カロリー。カロリーの高いものを食べたい」と、甘いものを食するのが、待ち切れない様子だった。 ◆「蛇の道」8歳の愛娘を何者かによって殺された父アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)は偶然、出会った心療内科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐(ふくしゅう)することを生きがいに「必ずこの手で犯人に報いを」と殺意を燃やす。とある財団の関係者たちを2人で拉致していく中で「誰に、なぜ、娘は殺されたのか」という真相が次第に明らかになっていく。原作となった98年の作品では、幼い娘を殺された宮下辰雄を香川照之、宮下に協力する塾講師・新島直巳を哀川翔が演じた。