【NHKマイルC】ジャンタルマンタル 疲労問題なし 高野師「ハツラツと動けていた」
「NHKマイルC・G1」(5日、東京) ジャンタルマンタルの最終リハは、栗東坂路を2本駆け上がり、2本目に4F56秒7-40秒9-12秒3を計時した。高野師は「整える程度で。時計を出す必要は全くなかった」と説明。「ハツラツと動けていました。体はいいシルエットになり、メリハリがある感じですね」と納得の表情だ。 皐月賞は“超”がつくほどのハイペース。前半5F57秒5が刻まれるなか、道中3番手から強気の競馬を展開。さすがに坂を上がってから脚色が鈍ったものの、勝ち馬から首+半馬身差に粘った。「勝ちを狙う競馬をして3着。力みを心配したけど上手に走れていた。取り組んできたことの結果が出たかな」と指揮官は成長を実感する。 今回は中2週で再び東上することになるが、「疲労は問題ないし、輸送はすごい慣れている」とトレーナー。「ファンの方からいいレースだったねと言ってもらえるよう、盛り上げていきたい」と意気込む。鞍上の川田も「ここは一番適性のある舞台。その中で彼らしく走れたら」と力を込める。2歳王者が圧巻の走りを見せつけ、2つ目のG1タイトル奪取といく。 <調教診断>皐月賞から中2週ということもあり、最終追いは栗東坂路で軽めの調整。皐月賞は超絶レコードでの決着となったが、疲れを感じさせない力強い脚さばきを見せた。鞍上が少しでも緩めると、グングン進んでいってしまいそうな余力十分の動きだった。