根室花咲港、サンマ5年ぶり1000㌧に迫る
道東沖のサンマ棒受け網漁は25日、北海道根室市の花咲港に大型船13隻が今季最多のばら積みサンマ955・1㌧を水揚げした。5年ぶりの同港1日の水揚げ1000㌧にはわずかに届かなかったものの、港は水揚げ作業で活気づいた。全国の水揚げは1482・5㌧と今季初めて1000㌧を上回った。全国の1000㌧超えは1年ぶり。釧路港でも初水揚げとなった。 花咲市場での競りでは1㌔当たりの高値が378円。発泡16ケースも揚げ、110㌘サイズが同756円。厚岸では大型船2隻が74・4㌧を揚げ、同389円、釧路には大型船1隻が47㌧を初水揚げし、同356円の値を付けた。 このほか、青森県・八戸に同1隻が50㌧、岩手県・大船渡に同2隻が171㌧、宮城県・気仙沼に同1隻が88㌧、女川に同1隻が97㌧を揚げ、八戸は同340円、大船渡は同500円、気仙沼同は480円、女川は同530円だった。 水揚げした「第28安洋丸」の大橋宏申船長(31)は「今年は魚はいるんじゃないか。このまま量が続いてくれればありがたい。魚体は良く、キラキラと光っているようなサンマ」と話していた。
釧路新聞