【山口県】[周南市]30議席目指して40人ダッシュ! あさって告示・26日投票へ作戦に変化も
任期満了に伴う周南市議選(定数30)が19日(日)に告示され、26日(日)の投票日に向けて論戦が展開される。今回は現職27人と元職1人、新人12人の計40人が立候補を準備中。2020年の前回はコロナ禍の最中で33人と立候補者が少なく、投票率が46.83%と補欠選挙を除いて初めて50%を下回ったが、立候補者が増えることで有権者の関心が高まり、投票率の上昇に結びつくかも注目される。 立候補予定者のうち政党の公認・推薦は12人。選挙事務所所在地などによる旧市町別では、徳山地域が28人▽新南陽地域が9人▽熊毛地域2人▽鹿野地域1人。しかし、市内全域を地盤とする立候補予定者や、居住地と出身地など2つ以上の地区を地盤とする予定者もおり、地域・地区代表の側面は薄れつつある。 これに伴って選挙運動の方法も変化が出てきそう。現職の大半と新人も半数以上は選挙事務所がある地区を中心に選挙カーを走らせて街頭演説や連呼を繰り返し、個人演説会を開く陣営もある。 一方で、数人は候補者名の看板を掲げる選挙カーは仕立てず、自転車や徒歩、あるいは走りながら支持を呼び掛けて、主張や行動はインターネットで発信する。これらの新しい手法が得票に結びつくかどうかも話題になりそう。 市選管では471カ所にポスター掲示板を設置し、各候補の主張をまとめた「選挙公報」も22日(水)の朝刊紙に折り込み、市のホームページに掲載する。告示日は午前8時半から市徳山保健センターで立候補を受け付ける。8時半までに来場した陣営は抽選で届け出順を決める。これを受けて各陣営ではポスターを張り、出陣式や出発式を開き、選挙運動をスタートさせる。 20日(月)から25日(土)までは市役所本庁舎、新南陽総合支所(イオンタウン周南内)、ゆめプラザ熊毛、鹿野総合支所で午前8時半から午後8時まで期日前投票を受け付ける。市内15支所でも21日(火)午前10時から4時まで投票できる。 問い合わせは市選管(0834-22-8521)へ。