まさに崖っぷち…正念場を迎えたドラ1野手(2)まさかの4年で育成落ち
2024年シーズンに向け、各球団が戦力補強を続けているプロ野球。上位進出には新入団選手の台頭が必要不可欠であり、2023年ドラフト会議で指名されたルーキーたちにも大きな期待がかかっている。一方で、新戦力の加入で厳しい立場となった選手も存在する。ここでは、正念場を迎えているドラフト1位入団の野手を取り上げる。
佐藤直樹
投打:右投右打 身長/体重:177cm/88kg 生年月日:1998年9月3日 経歴:報徳学園高 - JR西日本 ドラフト:2019年ドラフト1位 一軍では結果を残せず、育成からの再スタートを切ることとなった佐藤直樹。2024年は相当な覚悟が求められそうだ。 報徳学園高校では甲子園出場が叶わず、卒業後はJR西日本に入社。社会人3年目に補強選手として都市対抗野球に出場すると、14打数6安打3打点の好成績を残し、大会優秀選手に選出された。 将来のリードオフマン候補としても高く評価され、福岡ソフトバンクホークスがドラフト1位指名。最高の形でプロ入りを掴み取った。 ルーキーイヤーはファームで20盗塁を記録し、ウエスタン・リーグの盗塁王を受賞。翌年に一軍デビューを飾ると、2022年はプロ初安打、さらには初本塁打も記録した。 2023年は主に代走・守備固めとして41試合に出場したが、打率.167と打撃面では成長を見せられず。オフには球団から戦力外通告を受け、育成再契約となった。まずは二軍で圧倒的な成績を残し、早期の支配下復帰を果たしたい。
ベースボールチャンネル編集部