2位浮上のピオリ率いるミランを伊解説陣が分析!「完璧なチームではないが…」好成績でも来季は監督交代に? | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】セリエA第28節を終えたミランなどについて、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が見解を示した。 【動画】ミランがエンポリに勝って2位浮上!ハイライト
セリエA第28節では、2位ユヴェントスがアタランタと引き分けて58ポイント止まりとなり、エンポリに勝利した3位ミランがマッシミリアーノ・アッレグリのチームに代わって2位に浮上した。だが好調ボローニャを下して合計75ポイントを獲得し、独走態勢に入った首位インテルとは、16ポイントもの差が開く。『ダゾーン・イタリア』の解説陣が「Sunday Night Square」の番組内で議論を交わした。まずはステファノ・ボルギ記者が見解を示した。 「インテルの功績があることは間違いない。ボローニャでも本当に強いチームであることを証明した。インテルは明らかに他のライバルよりも力が上回っていて、その理由は尽きない。トップチームの選手層は優れているし、完璧な準備とトレーニングを行っている。それにセリエAで圧倒的な実力を示すことを目指してシーズンに臨んでいた」 「一方、ミランの成績については、より幅広く分析する必要があるだろう。継続性に欠けた時期もあったが、幾度となく負傷者の問題が発生したことも事実だ。まず、その原因を突き止めなければならない。ミランは昨夏、大幅にチームが入れ替わったが、そこで継続的に選手全員と取り組みを行うことが不可能になれば、全員の融合に遅れが出ることは明らかだ」 「若手選手が多く、攻撃的なカルチョを目指していて、典型的なイタリアのカルチョとは異なる特徴を持ったチームだ。個人のミスも目立ったが、リーグ戦で2位につけ、チャンピオンズリーグでは最も難しいグループでパリ・サンジェルマン(PSG)と同ポイントで敗退した」 「現在はヨーロッパリーグ(UEL)で圧倒しようとしている。完璧なチームではないが、その歩みがネガティブであるとは思えない。今シーズン、歴然とした力の差があるインテルを除き、全てのチームがミランの背中を追っているわけだしね」
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