海外メディアも大坂なおみ全豪OP初の決勝進出を絶賛「すべての選手の脅威となる成熟」「優勝者を選ぶなら大坂」
テニスの全豪オープン、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング4位の大坂なおみ(21、日清食品)が同8位のカロリナ・プリスコバ(26、チェコ)をフルセット(6-2、4-6、6-4)の末に下し、全豪で日本勢として初の決勝進出を果たした。大会後の世界ランキング2位以内も確定。グランドスラム2連勝を成し遂げると同時に世界1位の座が手に入る。 決勝の相手は第8シードで同6位のペトラ・クビトバ(28、チェコ)。大坂とは初顔合わせとなるが、前哨戦のシドニー国際を優勝、今大会も全試合ストレート勝ち勢いに乗って勝ち上がってきている。長身のサウスポー。大坂にとって難敵となる。 海外メディアも大坂の決勝進出を大々的に取り上げた。 地元オーストラリアのジ・エイジ紙は、「大坂は決してあきらめることのなかったプリスコバにフルセットで打ち勝った。厳しい試合を乗り越えて21歳(の大坂)は2度目のグランドスラム決勝進出を果たした」と伝えた。 同紙は、試合のポイントを「21歳の大坂は、プリスコバの20本に対し、56本のウィナーを放ち、サービスエースもプリスコバの3本に対し15本あった。プリスコバは立派に奮闘したがデータは大坂がより良い選手だったことを物語っている。パワーに加え彼女の試合におけるファーストサーブの成功率は81%。相手を12%上回り極めて正確だった」と分析している。 そして、「これによりもう一人のチェコ選手、クビトバとの勝者が新しく世界1位となる垂涎の試合が用意された」と続け、大坂が土曜日の決勝に向けて「世界1位になる見通しがとても重要なこと」と明かしていることを記した。 オーストラリアのニュースサイトnews.com.auも大坂の準決勝勝利をリポート。「大坂は2015年のセリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)以来となる全米、全豪オープンの2連勝を果たす女性選手になろうと力を注いでいる。彼女はクビトバを決勝で破れば、ルーマニアのシモナ・ハレプに代わり新しい世界1位にもなる」と伝えた。