女子オールスター競輪は1勝もできず…「もう勝てん」決勝後は冷静さ欠いた児玉碧衣のハートに再び火がともる
netkeirin 連載コラム『児玉碧衣のまだまだ成長中』
ガールズケイリン・児玉碧衣選手のコラム。今月は8年連続ファン投票1位に選出された『女子オールスター』に出場しましたが、結果は未勝利と悔しいシリーズとなりました。激闘を終えて数日が経った現在の心境とは? そんな中、プライベートでは嬉しいビッグニュースが…! また今月からは読者の方からいただいた質問にもいくつか答えてもらいます! ーー女子オールスターお疲れさまでした。ドリームレース4着、予選2は2着、決勝が5着でしたが、ご自身ではこの結果をどう受け止めていますか。 うーん……。なんだかサマーナイトの時から、人任せのレースをしてしまっているのかなって。初日は(久米)詩ちゃんの動きを自分がしたかったんですけど、「まだ早いかな」って思っているうちに周りの動きが始まって、どんどん立ち遅れる感じになってしまいました。ちょっとでも脚を溜めようとズルいことを考えてしまったばっかりに…。そこは反省点でした。2日目に関してはしっかり動けていたし、あの上をいかれてしまったのは脚力差かなと。決勝も……。サトミナ(佐藤水菜)が後ろにいて、ちょっと自分らしいレースができなかったです。最近は「自分がやりたいレースが定まっていないな」っていうことをシリーズが終わってからすごく痛感しました。
ーー決勝直後の悔しそうなコメントが印象的でしたが。 サマーナイトもそうだったし、最近はうまくいかないレースが続いていて…。そこが自分の弱さでもあるんですけど、決勝直後はあまり冷静ではなかったのもあって「もう無理無理、勝てん勝てん」みたいな感じでちょっと投げやりなコメントを出してしまいました。
ーーそのオールスターから少し時間が経ちましたが、改めて現在の心境を教えてください。 時間が経ってだいぶ気持ちの整理もできてきました。もちろん脚力差はすごく感じたんですけど、自分で「ナショナルチームのことは意識します」と“打倒ナショチ”と言い続けてきたし、簡単に諦めたくないな、諦めちゃダメだよな、まだまだ自分は戦えるんだ、っていう方向に気持ちを持っていかなきゃ! と気付くことができました。11月の競輪祭(女子王座戦)まで時間はあるので、すぐに結果を求めるのではなく、一度気持ちも体もリセットして、そこへ向けて地道に積み上げていきたいなと。そして競輪祭でなんとかリベンジしたいと今は強く思っています。