イタリアを象徴する高級ブランド“ブルガリ”は、既成概念にとらわれない姿勢とつねに限界を押し広げようとする意欲により到達した厚さ1.7㎜の腕時計“オクト フィニッシモ ウルトラ COSC”を発表。2024年9月に世界で20本の発売が予定されている。

今まで製造された中で最も薄い機械式時計であるだけでなく世界で最薄のCOSC クロノメーターともなった“オクト フィニッシモ ウルトラ COSC”は、地板の役割を果たしている裏ブタのうえに、手巻きキャリバー“BVL180”の170個のコンポーネントを組み立てることで構成。1/10ミクロンの光学測定システムを使用したこれらの部品は生産リソースの精度を高め、ほぼ完璧な造形でおさめられている。 【画像】たったの厚さ1.7㎜、こんな薄い機械式時計は見たことない! 搭載する超薄型機械式マニュファクチュールキャリバー“BVL180”は厚さ1.50mmという薄さの限界に達しているため、本作ではサファイアクリスタルを最適化することでケースのさらなる薄型化を図り、10分の1ミリメートルを削ることで新たな世界記録を樹立した。

40mm径、厚さわずか1.70mmの腕時計に十分な剛性を確保するという課題は、高密度で硬い超耐久性タングステンカーバイド製のケースバックとメインプレートにより解決している。

40mm径、厚さわずか1.70mmの腕時計に十分な剛性を確保するという課題は、高密度で硬い超耐久性タングステンカーバイド製のケースバックとメインプレートにより解決。表面積を最大限に活用するため、時針と分針、50時間パワーリザーブを備えた大きな香箱と脱進機は、ベゼルの開口部と巧みに調和させている。 また、時刻の設定と巻き上げに関しても、従来の方法に加えて特別な方法が開発されている。その方法とは、デジタル表示を備えた専用ケースに時計を置き、希望の時間をプログラムしてボタンを押すだけというもので、まるでお抱えのウオッチメーカーがいるかのよう。調整サイクルがスタートすると、ほんの数秒でパーフェクトに調整され、完璧な精度で巻き上げられるという。 新たな体験も付随する世界最薄のCOSCクロノメーターウオッチは、8428万2000円の価格が設定されており、2024年9月の発売が予定されている。 【問い合わせ先】 ブルガリ ジャパン TEL.0120-030-142