円滑なコミュニケーションの取り方は? 元デフバスケ日本代表監督、光星高で特別授業
八戸学院光星高(中村良寛校長)は6日、聴覚障害者による「デフバスケットボール」の元日本代表監督上田頼飛さんを講師に招き、八戸学院大で特別授業を行った。スポーツ科学コースの1年生約60人が参加し、主体性の大切さや円滑なコミュニケーションの取り方などを学んだ。 上田さんはバスケットボールチームを運営するワンリーズ(和歌山市)の代表取締役とチーム監督を兼任。真言宗の僧侶でもあり、多方面で活躍している。 前半の講義は「楽しく過ごすために必要な条件」と題し、「主体性を持って動く」「自ら提案する」ことなどの大切さを語った。 後半の実技は体育館に移動し、講義の内容を実践。グループに分かれてレクリエーションを楽しみ、時間を意識することや、指示を待つだけでなく提案や発信をすることを団体行動の中で学んだ。 同科の廣岡瑛太郎さん(15)は「今日学んだことを参考に、自分の目標を達成できるようにしたい」、ハクセル行雲フェニックスさん(16)は「家族や仲間、社会のことを考えられる人になれるよう意識したい」と話した。
デーリー東北新聞社