元阪神の林威助氏、台湾一に導いた中信・平野恵一監督を祝福 富邦副GM就任で会見
(新北中央社)台湾プロ野球・富邦ガーディアンズの副ゼネラルマネジャー(GM)兼ファームマネジャーに就任した林威助氏(元阪神タイガース)の記者会見が5日、球団本拠地の北部・新北市新荘区で開かれた。10月の台湾シリーズで中信ブラザーズを優勝に導いた平野恵一監督から最近連絡があり、祝意を伝えたと明かした。 林氏は中信で2021年から監督を務め、22年には台湾シリーズ2連覇を達成した。23年のシーズン途中の更迭は「換助事件」とも言われている。林氏が在任中の22年にコーチとして中信に招いた、阪神時代のチームメートでもある平野氏が24年に監督に就任した。 平野氏の采配をたたえた上で、どのチームの監督も苦労しており、プレッシャーはとても大きいと語った。 中信を離れて以降しばらくは表舞台に立つ機会が減っていた林氏。この期間は家族と過ごしたり体を休めたりできたとし、とても貴重な時間だったと振り返った。また台湾と日本の複数球団からオファーがあったと打ち明け、その中でも球団幹部から高い評価を受けた富邦に加わることを決めたと話した。 10月に富邦に着任してからは、主に若手の育成に携わっているという。中信監督時代は「日本流」の手法を取ることで知られていたが、選手一人一人に合ったスタイルを見つける必要があるし、選手の安定的な成長や進歩が大切だと強調した。 (楊啓芳/編集:田中宏樹)