「PUMA EKIDEN GLOW PACK」のトークセッションに出席した(左から)立大の山口史朗、林虎大朗、稲塚大祐、高林祐介監督(カメラ・手島　莉子)

　今年の第１０１回箱根駅伝（来年１月２、３日）で６３年ぶりのシード権獲得を目指す立大の高林祐介監督、林虎大朗（４年）、稲塚大祐（４年）、山口史朗（４年）が２５日、都内で行われた「ＰＵＭＡ　ＥＫＩＤＥＮ　ＧＬＯＷ　ＰＡＣＫ」のトークセッションに登場。今年の箱根駅伝８区の稲塚はシューズについて「反発力が良いのはもちろん、地面への接地感も合っています。自分のリズムをより良く、より気持ち良く作れる」と笑顔で感想を述べ、同１区の林も「カラーが立大の紫に合っています。モチベーションも上がりますし、気に入っています」とさわやかに話した。 　立大は１０月１９日の箱根駅伝予選会１位で３年連続３０回目の本戦出場を決め、初出場した１１月３日の全日本大学駅伝は７位でシード権獲得と勢いに乗る。率いるのは、今年４月に駒大コーチから就任した高林監督だ。来年の箱根駅伝では監督として初めて運営管理車に乗り、選手らに指示を送る。 　大学３大駅伝７度の区間賞と活躍した駒大時代は、同大学の大八木弘明総監督の名言、「男だろ！」などの“ゲキ”に鼓舞されてきた高林監督は「子どもたちが声をかけられて、『よっしゃ、がんばるぞ』っていう声かけをしないと意味がない。どうやって声をかけようかな」と悩み中。それを聞いた林は「高林さんの『男だろ！』も聞いてみたいです」とリクエストした。 　５５年ぶりの出場となった２３年箱根駅伝は１８位、２４年は１４位と着実な成長曲線を描いている立大。来年さらにインパクトある結果を残すための準備を着々と進めており、高林監督は「４月に就任して最初に目標を聞いたら『箱根のシード権です』と選手の口から出ていました。目標を実現させてあげることが自分が来た意味。準備をしっかりして本番に臨みたい」と決意。山口も「今年、高林監督が来てからみんなの粘りがついてきた。一人一人が粘る走りをして、絶対にシード権がとりたいと思います」と力強く宣言した。