宮沢りえ「作品を創ることの喜びと興奮を浴びた感覚」 主演舞台『オーランド』初日で実感
女優の宮沢りえ(51)の主演舞台「オーランド ORLANDO」(栗山民也)のプレスコールが4日、東京・PARCO劇場で行われ、宮沢やタレントのウエンツ瑛士(38)らキャストが熱のこもった演技を披露した。 20世紀モダニズム文学の重鎮で最も有名な女流作家ヴァージニア・ウルフの代表作が原作。主人公オーランドが時代も国境もジェンダーも飛び越えて数奇な運命に立ち向かい、真実の「私」を探求する物語だ。1992年には映画化もされ、世界中で愛される人気作となっている。 6月29、30日に彩の国さいたま芸術劇場大ホールで開幕し、5日からは同所で東京公演が始まる。宮沢は「彩の国で初日を迎え、本当に温かい拍手を頂いたとき、作品を創ることの喜びと興奮を浴びた感覚でした。その事をエネルギーに1ステージ1ステージ大切に、観客の皆さんと『オーランド』を体験していけたらと思います」とコメント。 ウエンツはルーマニアの皇女役で、オーランドに激しくアプローチする場面も。「振り返れば1カ月前、この迷路のような台本と格闘していたと思うと、人生で最も濃い1カ月だったんじゃないかと思います。栗山さんの指し示す道に自分のできる事を最大限詰め込んで、時に先輩方に甘えながら真っすぐ歩いてきました。今はやっと1つの扉が開いただけ、ここからもっともっと『存在』を強めていきたいです」と気合十分だ。 愛知公演は8月1~4日に穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホールで行われる。
中日スポーツ