日本人の“シャンシャン愛”は不滅なのか 誕生日ツアーに数百人、涙を流す人も…ファンが黒い服・帽子をまとう理由とは?
去年、中国に返還されたメスのジャイアントパンダ・シャンシャンが6月12日に誕生日を迎え、日本からも大勢のファンがお祝いに駆けつけた。 【映像】リラックスしながらリンゴと竹を食べる20キロ大きくなったシャンシャン 開園45分前には四川省の施設の入り口には、日本人を含む多くのファンたちの姿が。 「『7歳の誕生日おめでとう』とちょっとでも早く言いたくて、頑張って来た」(日本から来た女性A) 開園と同時に飼育舎の前は熱気が充満。すると… 7歳になったシャンシャンが登場し歓声があがる。2017年に上野動物園で生まれ、去年2月に中国に返還されていた。 シャンシャンは大好きなリンゴや竹をムシャムシャと食べ、リラックスした様子を見せていた。 熱心にシャンシャンの写真を撮る人々。その多くは黒い服に黒い帽子をかぶっているが、これはガラスに映り込まないための工夫だという。 日本から来たファンは数百人。中には感極まって涙を流す人も。 「前に来てくれたからすごく嬉しかった。かわいかったですし、来られてよかった」(日本から来たファンB) 日本の大手旅行会社がこの日に合わせて組んだツアーでやって来た団体の姿も。 その人気ぶりについて、担当者は語る。 「今回のお誕生日ツアーは2月27日に発売を開始したが、先着受け付けで非常に多くの電話をもらい、7分ほどで定員に達した」(HIS海外事業部 慶松光廣さん) 海を渡った今もなお、日本のファンを魅了し続けているシャンシャン。 シャンシャンの飼育員・趙蘭蘭さんは「(中国に)帰国したばかりの頃、シャンシャンはストレスを強く感じていたので、新しい環境に適応するためにかなり時間がかかった。落ち着いてエサを食べることはほとんどなかった。しかし、今は見ての通り落ち着きを取り戻しておいしくエサを食べられるようになり、かなり良い状態だ。私たちにとっても素晴らしい結果だ」と語る。 体重も当初に比べ20キロ増え、今では110キロほどに。さらに、繁殖の適齢期を迎えているという。現在、パートナーはいないが… 「(パートナーを)期待している。もうそろそろね、いてもいいのでは。できればハンサムな相手がいいなと。もし赤ちゃんが生まれたとき美形がいいでしょ。シャンシャンかわいいから」(日本から来たファンC) ※これはテレビ朝日「グッド!モーニング」で放送した内容をABEMA TIMES編集部で記事化したものです。
ABEMA TIMES編集部