大リーグで「ボラス祭り」始まる…菊池雄星にスネル、早くも2選手の大型契約まとめる…注目の26歳・若き主砲ソトの「Xデー」は?
大リーグのFA市場で、立て続けにビッグニュースが飛び込んだ。25日にエンゼルスが菊池雄星と3年総額6300万ドル(約97億円)で合意、26日にはドジャースがサイ・ヤング賞左腕スネルと5年増額1億8200万ドル(約277億円)で合意との報道が出た。いずれの選手の代理人も、敏腕で知られるスコット・ボラス氏だ。 昨年、ボラス氏のクライアントのスネル、チャップマン、モンゴメリーの契約はいずれも年明けにずれ込み、開幕直前の3月だった。市場が例年より遅く推移したことに加え、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール氏の記事によるとボラス氏はその要因を「いくつかの球団が、地元テレビ局の収入源がなくなることを懸念していた」という。契約内容に徹底的にこだわり、契約時期がずれ込んでも「時間を恐れない」と言われるボラスだが、今季は様相が違うようだ。 既に大型契約が2つまとまった。市場は今後さらに活性化するだろう。一番の注目は26歳の若き主砲ソト。こちらもボラス氏の顧客だ。ヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズ、そしてドジャースもオファーを出したとの報道が出た。来月の12月9日にウインターミーテーィングが行われるが、その前、もしくはその期間に「Xデー」があるのではと、複数の大手米メディアは予測している。 このほかにも、今FA市場にはボラス氏の顧客がずらりと並ぶ。バーンズ、ブレグマン、アロンソ、マナエア、金河成。これらの選手を一つ一つ、妥協なく、大型契約に導くつもりだろう。今オフのボラス陣営の動きは速い。ケン・ローゼンタール記者は自身の記事に「ボラス・フェスタ(祭り)が始まる」と書いた。
中日スポーツ