【台風10号】まもなく愛媛に再上陸 あすにかけ四国横断の見込み 今夜まで線状降水帯発生のおそれ
愛媛への台風上陸はおよそ3年ぶりとなる今回の台風10号。きょう夜にかけて県内に線状降水帯が発生するおそれもあり、土砂災害に厳重な警戒が必要です。 台風10号はまもなく松山市付近に再上陸し、あすにかけて四国を横断する見込みです。愛媛に台風が上陸するのは、2021年9月18日の台風14号以来となります。
きょう正午過ぎの松山市です。この頃、雨は勢いを増し、1時間に24.5ミリの雨量を観測しました。 気象台は、きょう夜にかけて県内に線状降水帯が発生するおそれがあり、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があるとして線状降水帯予測情報を発表しています。 あす午後6時までの24時間に予想される雨量は、県内全域で150ミリ。 その後、あさってにかけては多いところで100ミリと予想されています。
現在、土砂災害のおそれが高まっているとして土砂災害警戒情報が出されている愛南町の一部と久万高原町の全域。 そして、宇和島市と松山市、西予市の一部にも避難指示が出ています。 また、河川の氾濫や浸水のおそれがあるとして、今治市の一部地域に避難指示が出ています。 一方、きのう新居浜市内の商業施設で88歳の男性が風にあおられて転倒し、軽傷だということです。 台風の動きが遅いため、長時間にわたって雨が降り続き、総雨量が多くなる見込みです。 土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。