自民党の石破茂総裁が、1日に第102代の総理大臣に選出されました。鳥取県選出議員として初の総理です。夜に石破内閣を発足させ、総理として初の会見に臨みます。 1日午後１時半頃から開かれた衆議院本会議。内閣総理大臣の指名選挙が行われました。 衆議院・額賀議長： 石破茂君を衆議院規則第18条第2項により、内閣総理大臣に指名することにいたしました。 鳥取１区選出、自民党の石破茂総裁が、第102代の内閣総理大臣に指名されました。 そして午後２時過ぎ、参議院の本会議でも指名され、鳥取県選出の国会議員として初の総理就任です。 午後４時すぎには、岸田内閣から続投となった林官房長官が閣僚人事を発表しました。 山陰に関係のある議員では、鳥取２区選出で石破総理の側近・赤澤亮正議員が経済再生担当大臣として初入閣。 父親が江津市出身で、総裁選にも立候補した加藤勝信元官房長官が財務大臣に。 島根県邑南町出身で、公明党の斉藤鉄夫国土交通大臣が続投となります。 また鳥取・島根合区選挙区選出の青木一彦参院議員は、官房副長官に就任しました。 皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、今夜にも石破内閣が発足する見通しです。 ただ、臨時国会の会期を巡って野党が反発し、本会議の開始が30分近く遅れるなど、石破総理にとっては波乱の船出に…。 立憲民主党・小川淳也幹事長： 「国民の判断材料を提供することが新総裁の責任、本当のやりとりは予算委員会である」。これはあなたの言葉ではありませんか。言行不一致、ここに至ってはうそつきのそしりすら免れないのでは。 石破新総理は当初、早期解散に慎重な姿勢も見せていましたが、最終的に最も早い10月15日公示、10月27日の投開票で解散総選挙を行う考えを示しています。 1日午後９時から会見に臨む石破新総理。党内支持が盤石とは言えない中、どのようにリーダーシップを発揮して国のかじ取りを担い、解散総選挙を戦い抜くのか注目されます。