ダゴ祭り にぎやかに 縁起物取り合い無病息災願う 鹿児島・志布志
大隅半島に春を告げる「ダゴ祭り」が4日、鹿児島県志布志市の田之浦ふるさと交流館で4年ぶりにあった。田之浦小学校児童らが神楽舞を奉納後、参加者が縁起物のダゴ(団子)花を取り合い、無病息災を願った。 【写真】ダゴ花が飾られる舞台で披露される神楽=4日、志布志市の田之浦ふるさと交流館
祭りは400年以上続く伝統行事で県無形民俗文化財に指定されている。ダゴ花を食べたり、飾ったりすると無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)につながるとされる。 今年は悪天候のため、田之浦山宮神社から会場変更し開催。集落、市役所、田之浦小から、紅白のダゴやピーマンなどが飾られた6本が奉納された。 同市の冨吉亜由美さん(36)は「家族の健康と幸せを願いダゴをたくさん取った」。同市の桑迫ツルヱさん(87)は「にぎやかで最高の一日。元気な一年を過ごせたら」とほほ笑んだ。
南日本新聞 | 鹿児島
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