第76回カンヌ映画祭グランプリ『The Zone of Interest』5月24日公開へ 邦題は『関心領域』
第76回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作『The Zone of Interest(原題)』が、『関心領域』の邦題で5月24日より新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定した。 A24が製作を務めた本作は、イギリスの作家マーティン・エイミスの同名小説を原案に、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』のジョナサン・グレイザー監督が10年もの歳月をかけて映画化したもの。 「The Zone of Interest(関心領域)」とは、第二次世界大戦中、ナチス親衛隊がポーランド・オシフィエンチム郊外にあるアウシュヴィッツ強制収容所群を取り囲む40平方キロメートルの地域を表現するために使った言葉。映画では、アウシュヴィッツ強制収容所と壁一枚隔てた屋敷に住む収容所の所長とその家族の暮らしが描かれる。 第76回カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、グランプリを受賞。その後も数々の映画賞を受賞し、第81回ゴールデングローブ賞ではドラマ部門の最優秀作品賞、最優秀非英語映画賞、最優秀作曲賞にノミネートされた。 キャストには、『ヒトラー暗殺、13分の誤算』のクリスティアン・フリーデル、『ありがとう、トニ・エルドマン』のザンドラ・ヒュラーらが名を連ねている。 ©Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.
リアルサウンド編集部