道の駅サシバの里いちかいが県からの指導で違法プレハブ撤去へ
とちぎテレビ
「道の駅サシバの里いちかい」の敷地内に不適切に設置されたプレハブがあるとして市貝町が県から指導を受けていたことが分かりました。町は11月中にも対応する方針です。 不適切に設置された建築物があるとして真岡土木事務所から改善を求められているのは市貝町市塙にある「道の駅サシバの里いちかい」に設けられた小型のプレハブ10棟とビッグテント2張です。 小型のプレハブは道の駅やテナント出展者の資材置き場として使われ、ビッグテントは来場者の休憩スペースとして常に設置されていました。 建築基準法によりますと、10平方メートル以上の増築をするときは、適合しているかどうかを審査するために、「建築確認申請」が必要です。 また、一般的にプレハブなどは小規模であっても基礎を設け、緩みやズレなどが生じないように地面と基礎を固定しければなりません。 真岡土木事務所は外部からの情報などをもとに去年3月、道の駅で確認を行いその結果、建築基準法に基づき手続き上の不備や地面と基礎が固定されていない不適切なプレハブなどが複数確認されたとして町へ改善を求めていました。 県からの指導を受け町は道の駅南側の関係者用に使われている駐車スペースにプレハブの代わりとなる物置を新たに整備する事業計画をまとめ2千万円に上る費用を今年度予算に盛り込み11月整備工事を開始します。 今ある不適切なプレハブは新たな物置が出来次第撤去し、ビッグテントについては11月末までに撤去し、その代わりとして簡易なパラソルを設ける予定です。 また市貝町見上の芝ざくら公園でも不適切なプレハブが設置されていましたが、すでに夏前に所有者によって撤去されているということです。 町の担当者は県からの指導に対し「認識が甘かった」と話しています。
とちぎテレビ