六代目山口組と絆会を特定抗争指定暴力団に指定 兵庫など6つの公安委員会 期間は9月20日まで/兵庫県
指定暴力団六代目山口組と絆会が抗争状態にあるとして、兵庫や大阪などの6つの府県の公安委員会は6月21日、両組織を特定抗争指定暴力団に指定したと官報に公示しました。 【動画】六代目山口組と絆会を特定抗争指定暴力団に指定
暴力団対策法に基づく特定抗争指定暴力団に指定されたのは、神戸市灘区に本部事務所を置く六代目山口組と、大阪市中央区に本部事務所を置く絆会です。 2つの組を巡っては2023年4月、兵庫県神戸市長田区のラーメン店で店主だった六代目山口組系傘下組織の組長を銃で撃ち、殺害した疑いで絆会の幹部(55)ら5人が6月に逮捕されるなど事件が多発していて、抗争状態にあるとみられています。 指定は4例目で神戸市と大阪市の他、名古屋市、茨城県水戸市など8つの市が警戒区域に定められ、区域内でおおむね5人以上の組員が集まることや、事務所の使用、対立する組員への付きまといなどが禁止されます。 六代目山口組は、すでに神戸山口組や池田組との間で指定を受けていますが、絆会の指定は初めてです。 指定期間は9月20日までで、各公安委員会は3カ月ごとに更新する必要がありますが、対立抗争が終結するまで指定は解除されない見通しです。