「スピード感をもって対話も進めていきたい」鈴木康友静岡県知事新春対談 かじ取り役に聞くリニア問題の今後【どうなる2025年】
静岡放送
2025年、2年目を迎える静岡県の鈴木康友知事。2025年はどう変わるのか、「スピード感」を強調するかじ取り役に抱負を聞きました。 【写真を見る】「スピード感をもって対話も進めていきたい」鈴木康友静岡県知事新春対談 かじ取り役に聞くリニア問題の今後【どうなる2025年】 <LIVEしずおか 井手春希キャスター> 「鈴木知事、明けましておめでとうございます」 <鈴木康友 静岡県知事> 「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今年もがんがん行きますので」 前知事の辞職に伴い2024年5月、異例の短期決戦を制した鈴木康友知事。元浜松市長として培った経験と実績を携えて県政のトップへ。 <LIVEしずおか 井手春希キャスター> 「康友さん、市長のイメージが強かったけど、今や県知事だなという印象が強い。周りからの声、手応えはどうですか?」 <鈴木康友 静岡県知事> 「就任当初は知事じゃなくて市長って言われたんですけれども、最近はもうあまり間違われなくなってきました。県全体の鈴木康友へと脱皮をしていくところですね」 <LIVEしずおか 井手春希キャスター> 「知事に就任されて、半年が経ちました。この期間、いかがでしたか?」 <鈴木康友 静岡県知事> 「とにかく就任してすぐにスピード感をもって県政にあたるという方針できましたので。例えば、リニアに関していえば、すぐに国交大臣とかJR東海の社長とかキーマンの方にお会いしたり、現場をですね、静岡工区、山梨工区の現場を視察したりですね」 長年の県政課題であるリニア中央新幹線への対応。鈴木知事は県が認めてこなかった工事の前段階のボーリング調査を容認し、リニア問題は新たな局面を迎えました。 <鈴木康友 静岡県知事> 「調査は絶対に必要なことだと思っていましたし、こういうリスク管理のもとにしっかりボーリング調査をやってくださいというのは(JR東海に)お伝えしておりますので、逐一いろんな情報を、まず提供していただくことが大事だと思っています」 一方、水資源や生態系に関する県の専門部会の議論はまだ道半ば。解決すべき課題28項目のうち、完了したのは4項目のみです。 <LIVEしずおか 井手春希キャスター> 「対話が続いていますけれども、この進捗やスピード感は知事はどのように感じていますか?」 <鈴木康友 静岡県知事> 「専門家が納得すればそれで対話終了ということでありますので、これからスピード感をもって、この対話も進めていきたいと思っております」 <LIVEしずおか 井手春希キャスター> 「知事は当初から、水資源、環境保全について懸念の払しょくを大前提にした上で、最終的には政治的な決断も必要だという認識を示されていますけれども、これが訪れるタイミングというのは?」 <鈴木康友 静岡県知事> 「これは、まず28項目が全て完了することが前提ですよね。その後、最終的にどういうJR東海との間で合意するか、誰が将来的なところまで責任を担保するんだというのがですね、実は流域の市町の皆さんも大きな関心事になっておりますので、最終的には何らかの形で国が関与していただくことが必要になってくるんじゃないかなと。そういう条件が整った時がですね、最終的な決断をする時だと思っております」
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