ソフトバンク2軍が「先発王国」に ドラ4ルーキー4試合先発して防御率0.34 育成2人も好投続き
開幕から約1カ月が経ち、各チームの立ち位置も少しずつ固まってきた。 ソフトバンク2軍は5月3日時点でウエスタン・リーグ3位。首位オリックスと1ゲーム差につけている。好調の要因の一つは、投手の安定感にある。ここまでチーム防御率(2.67)はリーグトップ、被本塁打(5本)もリーグトップタイの数値。長年の課題とされてきた制球面でも、BB/9(9イニング平均で与える四球数)はリーグ2位の3.19と順調に推移している。 ■鷹の「ナセル」が止まらない! 村田賢一7回無失点の好投で2連勝【動画】 この数値を引っ張っているのが若手先発陣だ。先発ローテーションを回る投手では、育成2年目左腕の前田純は規定投球回にわずかに達していないが、防御率1.73、制球力を示す指標であるK/BB(奪三振÷与四球)では5.25。また、育成4年目左腕の三浦瑞樹はここまで防御率1.08、被打率.184といずれもリーグ屈指の数値。 ルーキーも負けていない。ドラフト4位の村田賢一は、ここまで4試合に先発し防御率は驚異の0.34。育成の2人はまず支配下契約を勝ち取る必要があるが、この3人がドームで躍動する日は遠くないかもしれない。
西日本新聞社