自民党15年ぶりの県内小選挙区全敗：信頼回復は・・・県議団と候補が会合【新潟】
県内小選挙区では、15年ぶりに自民党が全敗を喫しました。立て直しに向けどう取り組んでいくのか、自民党県連が28日、会合を開いて今後の方針を話し合いました。 【動画】自民党15年ぶりの県内小選挙区全敗：信頼回復は・・・県議団と候補が会合【新潟】 県内の小選挙区、自民全敗から一夜。県議会に集まった自民党県議団の表情には、当然笑顔はありません。会合には、比例区で当選した国定勇人さんと斎藤洋明さんのほか、落選した2人の姿も… ■1区から立候補し落選 塚田一郎氏 「引き続き、ふるさと新潟のために役に立てるように精進・努力を重ねていきたい。」 ■2区から立候補し落選 細田健一氏 「大変な敗北を喫した。本当に申し訳ないが、このままでは終われない気持ちがある。」 県連の岩村幹事長は、党本部の裏金問題をめぐる対応や、非公認候補の支部に2000万円が振り込まれたことなどを挙げ、「敵に塩を送るようなやり方だ」と指摘。今後、県連で意見を取りまとめ、党本部に上申する方針です。 ■自民党県連 岩村良一幹事長 「我々が現場で動くわけなので、動くにあたってどういう混乱が生じたのかということを取りまとめようということ。」 小選挙区の全敗で、県内選出の自民党衆院議員は7人から2人に減少します。 ■自民党県連 岩村良一幹事長 「多種多様な課題を抱えているので、それぞれの国会議員が活動してきたが、その人数が減ることは大きな痛手。(Q.支部長の差し替えも可能性はある？)全くわかりません。」 ■3区で比例復活当選 斎藤洋明氏 「参議院議員が2人いる。国定代議士と私とで、新潟県の要望をつなぐべきは精一杯つないでいかないといけない。」 新潟1区で敗れ、比例復活も果たせず落選した塚田一郎さんは… ■1区から立候補し落選 塚田一郎氏 「(Q.1区支部長は今後も希望する？)みなさんのご理解をいただけるように努力していきたい。ありがとうございました。」 一方、党本部から非公認となり、無所属で出馬して惨敗した細田健一さんは「このままでは終われない」として、「次の衆院選を目指す」と強調。しかし、立憲民主党の菊田真紀子さんに6万票差で敗れ、今後の進退を問う声が上がることは必至です。 ■2区から立候補し落選 細田健一氏 「二重苦・三重苦で戦ってきた。確かに強い方は、それでも当選できてるじゃないかという話はある。結果をどう評価されるかは、いろんな議論があると思う。」 細田さんの選対本部長を務めた、高橋直揮県議は… ■細田陣営選対本部長 高橋直揮県議 「本人がやりたいっていう気持ちがあったとしても、これだけダブルスコアに近い、あの形で負けてしまったんで、党本部の方でどういう判断を示すかってこともやっぱ仰ぎたいと思ってるんで、本人の思いとはまた別なとこの動きもあるのかなと思います。」 来年夏には参院選も控え、地元の信頼回復に向けた取り組みは急務です。
