＜D・ヤ＞4回、ベンチの高津監督（撮影・島崎忠彦）

　◇セ・リーグ　ヤクルト4ー6DeNA（2024年7月2日　横浜） 　ヤクルトが敵地でDeNAに敗れ、チームの連勝が2で止まった。 　先発の吉村が誤算だった。雨天中止の影響で登板間隔が伸びて中10日でのマウンドとなったが、初回から球数がかさんで苦しい投球に。初回は2死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けたが、2回に度会に2点適時二塁打を浴びて先制を許した。4回には4点を奪われ、4回10安打6失点で降板し「球数がかかってしまい、連打を止めることができなかった。もう少し早い段階で連打を止めておけば、こういう展開にはなっていなかった」と反省が口をついた。 　一方の打線は初対戦となる相手先発・石田裕から5回までに2点を奪ったものの、攻略するにはいたらず。4点を追う6回に2点を奪って追い上げたが、7回以降はチャンスをつくっても追加点を奪えなかった。序盤の失点が重く、逃げ切りを許した。 　今季最短の4回6失点でKOされた吉村の投球に、高津監督は「ピッチングが重かったですね。警戒しながら投げるのはいいでんすけど、ちょっと怖がりながら投げているのかなという風に映りました。腹をくくって割り切って投げるところは投げないとね」と厳しく指摘した。