SixTONES 京本大我、ウブでポンコツな“渋谷くん”に共感 「俺を題材にしているのかな?」
京本「ライブのファンサービスで投げチューできるようになりたい」
――台本を読んで、「確かにこれはキュンとする!」と思ったシーンがあれば教えてください。 京本:僕は、恋愛漫画をたくさん読んできたわけではないので、衝撃的なシーンの連続でした。渋谷くんが愛花先生を持ち上げるシーンとか。普段の生活では、なかなかないじゃないですか。でも、そういうところがみなさんにときめいていただける要素だと思うので、いかにサラッとやるか。この間、練習もしたんですよ。 田辺:持ち上げる練習をスタッフの皆さんと(笑)。 京本:大人同士ですからね。「持ち上げられるのか?」っていう。でも、まあいけましたね! 田辺:私はちょっぴりヒヤヒヤしました(笑)。 京本:なるべく原作に忠実に再現したいという気持ちがあるので、恥ずかしいとかいう感情は捨てていきます。この作品を通して胸キュンを学んで、SixTONESのライブのファンサービスで投げチューとかできるようになりたいですね。今は、まったくできていないんで。いつかできるように! ――それぞれ、俳優と保育士を演じると聞いたときはどう思われましたか? 京本:ちょっと脱線しますけど、最初は保育士役って聞いていたんです。 田辺:えっ、愛花先生役!? 京本:そうそう。車のなかでマネージャーさんに「ドラマ、保育士役です」って言われて。僕も、「それはいいっすね。保育士役、やってみたいっす」みたいに返して。で、台本をもらったら俳優役だったので、二重でびっくりしました。でも、俳優役もなかなか演じることはないし、しかも保育園で繰り広げられるということで。演じていく上での糧になるなと思いました。 田辺:私は、保育園に関するニュースなどを見ていたので、保育士の方が受け持つ仕事の量って、想像しているよりもハードなんだろうなと思っていました。なので、お話をいただいたとき、現実問題ともリンクさせながら演じられたらいいなと思いました。 ――舞台が保育園ということで、お子さんもたくさん登場されると思います。どんな現場にしていきたいですか? 京本:小さい子が多いと、スタッフの方は大変なこともあると思うので、締めるところは締めてみたいなことができればいいですけど。僕も一緒になって遊んじゃうタイプなんで……。そこは、心配だなと思いつつ。ただ、子どもたちに喜んでもらえる差し入れも考えているので、そういった部分でケアをしていけたらいいなと思っています。妹役の(諸林)めいちゃんとは、すでにお会いしているんですけどめちゃくちゃかわいくて。心を開いたらもっと話してくれそうなので、頑張りたいです。 ――なにか、秘策はありそうですか? 京本:秘策かぁ。僕は、目線が同じなんですよね。小さい子とも気が合うし、遊んであげている感がないというか。やるゲームも一緒だったりするので。前に、『エリザベート』というミュージカルに出演したときも、子役の子と仲良くなりすぎて2人でディズニーランドに行っちゃったり。名古屋公演中に、映画『君の名は。』を2回も一緒に観に行ったこともありました。 田辺:私も同じ目線で話しちゃって、誰が先生だか分からなくなっちゃいそう(笑)。でも、保育園の先生の気持ちを勉強しながら。遊ぶときは遊んで、しっかりやるときはやる。メリハリをつけられるように導ければいいなと思います。 ――では、ご自身が渋谷くんと愛花先生に恋のアドバイスをするとしたら、どんな言葉を送りますか? 京本:あっ、渋谷くんと唯一違うところありました。ウルウルしすぎなところ! 田辺:確かに(笑)。 京本:そういうところは、ね。「もっとしっかりしたほうがいいんじゃないかな?」って。いくらなんでも……って。ただ、あれをかわいいと思ってくれる人もいると思うから、そのギャップをどう使っていくのか。 田辺:リアルなダメ出し(笑)。愛花は、真面目が故に自分を後回しにして考えることが多くて。好きって言われたときも「まさか自分が……」「自分なわけない!」って負の感情が強すぎるんです。恋愛になるとネガティブになっちゃうので、「素直に受け取りなよ」と声をかけてあげたいです。 ――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします。 京本:僕は、原作を読んでこの物語のファンになりました。人間関係や恋愛模様などが繊細に描かれている作品です。クスッとくる部分や2人の鈍感な掛け合いも見どころのひとつなので、みなさんの癒しになれたらいいなと思っています。 田辺:原作を読んで、心が浄化された気持ちをそのままドラマ版で観ている方にお届けできたらいいなと思っています。コミカルな部分もありつつ、人と人との心が触れ合う瞬間のハートフルな部分もありつつ。疲れて帰ってきた夜に心が浄化されて、明日から頑張るぞって思ってもらえる作品になるように頑張るので、楽しみにしていただきたいです。
菜本かな