「私らの時代は頑張った子の頭を撫でた」多数の女性職員に“セクハラ”の岐南町長 涙ながらに謝罪も調査を批判
セクハラ問題で揺れる岐阜県岐南町の小島英雄町長が28日午後、記者会見を開きました。途中、涙ながらに謝罪しましたが、第三者委員会による報告書については批判しました。 【動画で見る】「私らの時代は頑張った子の頭を撫でた」多数の女性職員に“セクハラ”の岐南町長 涙ながらに謝罪も調査を批判 小島英雄町長は28日朝、町の第三者委員会がまとめた調査報告書について「はじめから結論ありきでしゃべっとるもんで」と批判しました。
調査報告書では、多数の女性職員に対し「お尻を触る」「抱きつく」「手を握る」など、少なくとも99のセクハラ行為があったとしていて、第三者委員会が「即時の辞職以外の選択肢はない」と指摘しました。
これを受け、28日午後から記者会見が開かれました。小島町長は「住民の皆さま方に多大なるご迷惑をおかけしましたことに対して、深くおわび申し上げます」と謝罪しましたが、“中立性”や“偏見”という言葉を使って報告書の内容を批判しました。 小島英雄町長: 「赴任した日から、厳しく指導したのは確かであります。住民の多くから『職員を教育してください』と。しかしながら今回の調査委員会の報告書は、一言で言えば中立性を欠いていたと思います。偏見があると思っております」
Q.抱きついたりということはないですか? 小島英雄町長: 「ないです」 Q.記憶にないということでしょうか? 小島英雄町長: 「記憶にないのではなく、やはり状況を判断してもらいたいですね。誰が来るか分からん所でやりますかね」 Q.実際に抱きついていない? 小島英雄町長: 「はい」 しかし、“職員の頭を撫でた”ことについては…。 小島英雄町長: 「セクハラと思っております、頭を触ること自体がね。私らの時代は、頑張った子、あるいはよくできた子は頭を撫でてもらったという経緯があるんですね。時代錯誤と言われましたが、その認識は十分、今自覚しておりますので、それ以降は子供に対してもやっておりませんので。小さい子供を見ると頭を撫でる癖があるので、それも一切やめました」 調査報告書をきちんと読んだのかを問われると…。 小島英雄町長: 「(認定が)99と新聞にも出ていましたが、なかなか読む暇がないもので。9ページくらいで付箋がついておりますが、私が聞かれていないことまで認定されていますので」 Q.町民の大切な税金を使って調査された報告書、会見も決まっていて読むのが普通ではないかと思う。町民に対しての裏切りではないか? 小島英雄町長: 「ちょっと言い過ぎじゃない?何が町民への裏切りなんですか?」 言葉を荒らげる場面もあったものの、質問が家族に及ぶと…。 Q.家族や親族、親しい人からアドバイスなどはあった? 小島英雄町長: 「何回もありました…。『何を言ってるんだ、お前は』と怒られました…」