麻木久仁子さんがひとりご飯に愛用する、軽くて小さな料理道具。
「大きいサイズ1段より、1度に2つの料理ができる小サイズ2段のほうがひとりご飯向きです」。
ただ極小サイズは上質の素材を使ったものが見つからず、消耗品と思って割り切ったそう。味付けした肉だねを、キャベツたっぷりのシュウマイと、肉味噌がけの蒸し豆腐、2種の料理に展開。素ラーメンを添えて。
ミルクパンは小鍋。様々な調理に使える。
一汁一菜で済ませることも多く、ミルクパンは汁鍋に重宝。 「ちょうどお椀1杯分を作れるので、お玉を使わずそのまま注げる点も便利です」。 具だくさんの味噌汁で栄養バランスを整える。
今回はズッキーニ、トマト、ナス、しいたけ、青菜に、コク出しのカマンベールチーズをプラス。小サイズのおひつに入れたご飯は、冷めてもしっとりもちもち。
「栄養バランスを考えた具で作れるホットサンドは、時短料理に役立ちます。でも普通は食パン2枚で作るから、ボリュームがありすぎるけど、これなら適量です。」
「プレートが2つに取り外せるので、小さなフライパンとしても使え、洗いやすい点もいいですね」
検索ワードを駆使し、ネットで逸品を発見。
麻木さんが「これぞ」という調理器具を見つけるのは、日々のネットリサーチの賜物。 「おひとり様用の調理器具は、作りたい料理のほか、〝お弁当〟〝ソロキャンプ〟〝ぴったり〟などのワードを加えてみると、いろいろ出てくるはずです。また話題のアイテムがあってもいきなり買わず、そのメーカーの大本のホームページを見て、商品や作り手の背景を知り、『ここは絶対いいもの作っているな』と納得してから購入しています」 その結果集まった調理器具を、ガスレンジ下の引き出しに取り出しやすいようにまとめて収納。 「どうやったらもっと使いやすくなるか……。この先もまだリサーチは続くと思います」
小さな鍋もガタつかず、火にかけられるミニ五徳。