西日本や東日本で落雷・竜巻・激しい突風・ひょうのおそれ 前線は南下する見込みで週明け全国的に雨の日も【気象庁 北陸で警報級の大雨の可能性も】
気象庁によりますと、4日は沖縄地方や西日本、東日本では、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうがふるおそれがあり、5日には九州南部・奄美地方でも同様の気象現象のおそれがあります。 東シナ海から日本列島を横断する前線と日本海の低気圧の影響で、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。このため、広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降る所があり、前線の南下に伴って激しい気象現象が続く見込みです。 【画像を見る】あなたの住むまちは…週末~週明け全国の雨と風シミュレーション
近畿地方
近畿地方では、4日夕方にかけて竜巻や落雷などの激しい突風に注意が必要です。すでに各地で非常に多い雨量が記録されています。ふりはじめからけさ5時までの降水量です。 京都府宮津市:111.0ミリ 兵庫県香美町香住:101.0ミリ 兵庫県西脇市:100ミリ 和歌山県白浜町日置川:121.5ミリ さらに、4日夕方までに局地的に雷を伴う激しい雨が降る見込みで、1時間に最大30ミリが予想、5日6時までの24時間降水量は、近畿北部・中部・南部とも80ミリが予想されています。土砂災害や河川の増水に十分な警戒が必要です。
四国地方
四国地方では、4日昼前までに土砂災害のリスクが高まっており、特に17日の豊後水道地震の影響を受けた地域では少ない雨でも被害が拡大する可能性があります。ふりはじめからけさ4時までの降水量です。 愛媛県今治市大三島:83.5ミリ 香川県東かがわ市引田:49.5ミリ 太平洋側では1時間に最大40ミリの降水量が予想されており、4日昼前にかけて非常に激しい雨が降る可能性があります。また5日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、瀬戸内側70ミリ、太平洋側100ミリとなっています。
東海地方
東海地方では、特に静岡県で大雨警報が発表されており、激しい雨が続いています。降り始めから4日午前5時までの降水量は。 静岡県藤枝市高根山:165.0ミリ 静岡県静岡市鍵穴:153.0ミリ 愛知県新城市作手高里木戸口:123.5ミリ 岐阜県関市板取:133.0ミリ 4日夕方にかけて雷を伴い1時間に最大50ミリの非常に激しい雨が予想されています。静岡県では低い土地の浸水や河川の氾濫に警戒し、土砂災害のリスクにも十分な注意が必要です。
北陸地方
前線が4日夕方にかけて北陸地方を南下する見込みで、雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。雨雲が予想より発達した場合などは警報級の大雨となる可能性があります。能登半島地震の影響で地盤の緩んでいる所では、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。 5日午前6時までに予想される24時間降水量は、新潟県・富山県・石川県・福井県で80ミリと予想されています。