【高校野球】京都外大西 龍谷大平安に15年ぶり白星で2季連続決勝進出 エース左腕は今大会背番号18
◆春季京都府大会 ▽準決勝 京都外大西5―4龍谷大平安=延長10回タイブレーク=(18日・わかさスタジアム京都) 春季京都府大会は準決勝が行われ、今春センバツ出場の京都外大西が、延長10回タイブレークの末に龍谷大平安を破り、2季連続の決勝進出を決めた。 3回に2点を先制。その後、同点に追い付かれたが2―2の7回1死二塁で1番・杉浦智陽中堅手(2年)が左中間へ勝ち越しの二塁打を放つなど、2点をリードした。しかし、8回に再び同点とされ、4―4で迎えたタイブレークの延長10回の攻撃では1点を勝ち越し。最後は先発のエース左腕・田中遥音(はると、3年)が、無失点に踏ん張った。 中日・大野雄大投手を擁した2006年以来、18年ぶりの出場となった今春センバツは、山梨学院に初戦敗退。背番号1を背負った「大野2世」の田中は、8回8安打、6四球、7失点(自責3)と奮闘し、悪天候のなかで137球を投げ切った。 ただ、今大会は背番号18。上羽功晃監督は「様々な思いが込められていますが、それはノーコメントで」とその理由を明かさなかったが、田中は「1年で初めて(ベンチに)入ったときの番号。山梨学院に負けて、このままじゃエースになれないという思いも込めているのかなと思いながら」と奮発材料とし、この日は6安打4失点7K完投。2009年秋から6連敗中だった龍谷大平安を破り「勝たないといけないというチームのまとまりもあったので、先発と言われてやるしかないと、最後まで行くつもりだった。(決勝では)与えられた仕事をしっかりこなしたい」と話した。
報知新聞社