2024年は260人並んだ!──高円寺「SAFARI 1号店」初売りレポート
人気古着店は初売りでスペシャルなアイテムがリリースされる。2024年はなにが並んだのかチェックした。 【写真を見る】初売りで並んだスペシャルな古着!
長蛇の列
2024年1月3日(水)9時30分ごろ、「SAFARI 1号店」の周辺は初売りの商品を買い求めるヴィンテージラバーでごった返していた。ショップ近隣にある長仙寺の境内におよそ100人が待機し、そこから寺をぐるりと囲むように道路に沿って列ができていた。並んでいる人の様子を見ると家族連れもいるなど、一帯は熱気に包まれている。新入荷アイテムの搬入でせわしない店内で、オープン前に同店のバイヤーである松本孝行に話を訊いた。 「ここ数年のヴィンテージシーンの世界的な盛り上がりもあって、最近は価格が高騰しているので、うちではなるべくリーズナブルにお出しするように心がけています。特に初売りともなれば、値段はもちろんですが、商品の内容も力を入れています。本店ではアメリカンヴィンテージを全般に扱っているなか、まずおすすめなのはワーク系のアイテムです。今、古着シーンではTバックを筆頭にリーバイスのトラッカージャケットが大人気ですが、うちで推したいのはカバーオールです。ヘッドライトのダック地のものと、30年代製のペイデイのデニム地のふたつは、ぜひ手にとっていただきたいです。特にダック地のカバーオールはめったに実物が見られないレアものですね。 そして今回はスウェットやパーカ類も注力しました。今回店頭に並ぶもののなかで最も古いのが40年代製のチャンピオンの後付けパーカで、ほかには音楽家をプリントした60年代のスウェット、80年代に流通したチャンピオンのリバースウィーブの珍色、そしてナイキのロゴが大きくプリントされた80年代製の通称”ゴツナイキ”のパーカ&スウェットもあります」 10時になると列の並びが打ち切られた。その数260人。それから入場整理券の抽選が開始し、14時に開店。スペシャルアイテムは瞬く間に売れていった。当日並んだアイテムの一部を紹介する。本当にレアで珍しいものは、古着屋の初売りにあり。狙っている人は来年を目指そう。 ■SAFARI 1号店 住:東京都杉並区高円寺南3-57-4ベルシャトウ高円寺1F TEL:03-5378-9230 営:13:00~20:00 休:なし URL:e-safari.co.jp
文・オオサワ系 編集と写真・岩田桂視(GQ)