センバツ高校野球 常総学院 個々の課題成果現る 実戦想定練習に汗 /茨城
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)まで1カ月余と迫り、関東地区で選ばれた常総学院は12日までの3連休、紅白戦や実戦を想定した練習で汗を流した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 10日の紅白戦にはエース・小林芯汰(2年)ら主力投手陣が登板。小林は力みの無いフォームから140キロ台の直球を投げ、6回を被安打3、無失点の快投を見せた。課題としてきた立ち上がりも、初回を3者凡退に抑えるなど成長を示した。 攻撃陣は、正捕手の座を狙う加藤太一(同)がシート打撃で左越え本塁打を放ったり、スクイズといった小技を決めたりして必死のアピール。 連休の成果について島田直也監督(53)は、「投手陣は小林を筆頭に、個々が取り組んできた課題の成果が実戦の場で現れた。互いに刺激になったのでは」と納得の表情。野手陣に関しては「秋は控えだった加藤などが実戦で台頭してくれた。チーム全体で競争が激しくなれば」と語り、選手たちの更なる成長を願った。センバツは3月18日に開幕する。【川島一輝】