“2000年代ファッション”に続く流行「3000年代風」って何じゃそりゃ?大人でも意外と楽しめる取り入れ方は
みなさん、こんにちは! ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。2020年のコロナ禍をきっかけにファッショントレンドの移り変わりはますます加速していく様子。とくにこの1~2年はアラフォー世代にとって青春プレイバックな「Y2Kファッション」がブームとなりました。そして2024年。今年のトレンドは、近未来的なスタイルの「Y3Kファッション」がメガヒットの予感……! 【イラスト】40代でも大丈夫。やりすぎない程度のオシャレなY3K 今回は気になるY3Kファッションと、大人世代の最適な取り入れ方についてご紹介します。
Y3Kファッションって、どんなもの?
Y3Kファッションとは、「Year to 3000」の略語で、現代の私たちが想像する3000年代のファッションを表現したフューチャリスティックなファッションスタイルのことを指します。主に科学的、人工的な素材やモチーフをかたどったデザインの服や、サイバー感のあるアイテムを個性的に組み合わせるのがY3Kファッションのポイントです。あくまで未来を想像する着こなしなので、コーディネートの組み合わせ方も自由で個性あふれたものが特徴的。 ブームのきっかけはAI技術の加速、メタバースの浸透などによって新たなカルチャーが誕生したことと言われています。とはいえ、これまでも1960年代には宇宙ルック、2000年代は21世紀の始まりであるミレニアムファッションとして近未来的なスタイルが各時代で流行していたので、そうした時代の変遷を受けたリバイバルブームのひとつと言っても良さそうですね。
40代が取り入れるのはイタくないの?
さて、そんなY3Kファッション。さすがに40代の大人世代が若者と同じような着こなしを取り入れるのは、イタいのでは……? と手を出す気にもなれない方が大半でしょうか。とはいえ、流行はド真ん中で取り入れるだけがすべてではありません。多少のエッセンスを踏まえた大人的Y3Kコーデを開拓すれば良いのです。
40代のY3Kコーデを開発せよ!
では、やりすぎない程度のオシャレなY3Kコーデとはどのようなものか。着こなしのポイントは「配色」「素材」でY3K感を出すことです。Y3Kを象徴する色といえばシルバー要素の強いグレーやホワイトです。そして素材はメタリックやラメ、チュール素材などもY3K要素が高いアイテムですね。 なにも、ゲームのキャラクターに出てくるようなピタピタのメタリック系ボディスーツを着たり、サイバー系サングラスを取り入れたりする必要はありません。そのかわり、先にお伝えしたような色や素材を組み合わせれば十分、Y3K要素を感じるカジュアルコーデが完成します。 例えば、シンプルなグレーのカットソーの上から、チュールのキャミソールやビスチェをON(これも挑戦的な着こなしと感じる方はグレーのトップスだけでもOK)。淡いグレーのデニムに、小物はメタリックのバッグ、アクセはシルバー系でまとめると良いですね。あまり色を多用せずに無機質な配色でまとめるとY3Kらしさが出ます。