日欧共催大会最終日、攻めに攻めた桂川有人が逆転で優勝!
14番Hもドライバーショットはフェアウェイキープし、残り110Yを50度で打ち、1ピンに。ショットのキレ味がすさまじく、13番を除いて、ピンに寄るショットしか見ていない。15番Hのティーショットはドライバーではなく3W。フェアウェイキープ後、ウェッジで放ったショットはスピンが上手くかからず、ピン奥10mほどに。このパットをねじ込みバーディ。「優勝の鍵といっていいほどです。でも、入って自分がいちばんびっくりしました(笑)」。 16番H。後半はじめてフォロースルーで手を放し、右ファーストカットへ。9番アイアンで打ったセカンドはファーストカットの分、飛んで転がりピン奥のカラーへ。ライが良く5mほどということもあり、パターで狙い見事バーディ。17番Hはティーショットをバンカーに入れるも、しっかりパー。難易度の高い18番Hも3オン2パットのパーでトータル17アンダーでフィニッシュ。2位以下に3打差をつけての優勝で、桂川の強さが際立った試合となった。 試合後の会見では「今年いちばん勝ちたかった試合のひとつでしっかり勝てて嬉しいです。また、ゴルフ人生でいちばんといっていいラウンドができました。ティーショットでドライバーを多く使ったのは、ドライバーに自信があったことと、自分のなかでバーディを獲るためにベストな選択だと思ったからです。今回の優勝でDPワールドツアーに行けることになります。楽しむことが大事だと考えていて、いろんなところに好きなゴルフをしに行けるのでとてもワクワクしています。とはいえ、アメリカには行けるのですが、ヨーロッパやアフリカへのチケットの取り方とか、いろいろわからないことが多い(笑)。コーンフェリー挑戦では、言葉で不安になったり、体調がボロボロになったりしたので、DPワールドツアーには“チーム”をしっかり考えて挑戦したいです」と話した。 今年に入り、星野陸也、中島啓太が優勝したDPワールドツアーにもうひとり、日本人チャンピオンが生まれた。一度はコーンフェリーという舞台で夢敗れたが、海外を夢見て、挑戦し続け、見事に海外ツアーで優勝&出場権を獲得した桂川の今後に注目したい。 撮影/有原裕晶
みんゴルツアー担当
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