高校生の姿なくなることに困惑も…輪島の門前高校で校舎の基礎に損傷 1月から志賀高校にバスで通い授業へ
石川テレビ
地域から高校生がいなくなることに地元からは困惑の声が上がっています。輪島市の門前高校で校舎の基礎に損傷が確認されたとして、当面の間、生徒は志賀高校で授業を受けることになりました。 輪島市の門前高校。現在100人の生徒が通っています。3年前、元星稜高校野球部監督の山下智茂さんが野球指導アドバイザーに就任し、注目を浴びると入学希望者が増加。今年のドラフト会議では初めてプロ野球選手も誕生しました。能登半島地震の発生直後は地域の避難所としても使われていましたが…校舎を調査した結果、今月に入り、建物の基礎部分に損傷が確認されたということです。このため、門前高校は16日から臨時休校とし、冬休みを前倒しに。休みあけの来年1月7日から、志賀高校の空き教室で授業を行うことにしました。登下校には無料のスクールバスが用意されますが、志賀高校までは門前から約1時間、輪島市中心部の生徒はさらに1時間ほどかかる見込みです。 地元の人: 「来年度入学者がまた野球部で少し盛り上がっているのにまた減ったりとか商店街にもずっと関わってくれていろいろお手伝いしてイベントにも参加してもらったりとか高校生が中心になっていると言っても言い過ぎじゃないぐらい早く戻ってこられればいいんだけど」 地元の人: 「富来まで行くなんてもってのほかや役場だって3階バーッて空いているわけだし公民館だっていっぱい空いているわけだし探せば門前の町の中でどれだけでもあると思うよ」 県では門前高校のグラウンドに仮設の校舎を建設する予定で、来年秋を目安に完成させたいとしています。
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