「猫のダヤン」原画展が開催中 作家・池田あきこさんが描く不思議な世界 鹿児島市
鹿児島テレビ
猫のキャラクター「ダヤン」などで知られる作家・池田あきこさんの原画展が、鹿児島市で開かれています。 池田さんが描く数々の可愛らしい作品、その魅力に迫ります。 愛らしい大きな瞳のネコ。 まるで絵の中から飛び出してきそうな立体感です。 ネコの名前は「ダヤン」。 「わちふぃーるど」という架空の国で暮らすキャラクターです。 元々は革製品などを取り扱うメーカーの直営店で、シンボルとして初めて描かれたダヤン。 その後、人気を博し、絵本やアニメーションにもなり、40年もの間、多くの人に愛されてきました。 「絵を描けるようになったら、すごく世界が広がって楽しかった」 そんなダヤンを生み出したのは作家の池田あきこさん。 この日は鹿児島市で開催中の「猫のダヤン40周年 ダヤンの不思議な旅 池田あきこ原画展」にあわせてギャラリートークを実施し、作品の見どころを自ら解説しました。 原画展はダヤン誕生から40周年となるのを記念して全国各地で開かれているもので、会場には原画や立体作品、トリックアートなど池田さんが手がけたあわせて120点もの作品が展示されています。 会場では池田さんが40年前に初めて描いたというダヤンの絵や、パステル画の新作など、池田さんの歴史が詰まった個性豊かな作品が数多く展示され、会場を訪れた人たちはダヤンが暮らす不思議な世界のとりこになっているようでした。 来場者 「感動して泣きそう」 「感無量ですね。小さい頃から母と思い出があって、今回こうして見られて本当に嬉しい」 「ふんわりして優しい雰囲気で良かった」 今回、池田さんに会場の中でも特にイチ推しの作品を聞いてみました。 それがこちら。ダヤンの誕生日を祝う様子が描かれた「ハビーの酒場」です。 この作品は床や壁、窓ガラス、ライトなど全て「革」でできているといいます。 作家・池田あきこさん 「革というのは色んな造形ができるもの。うまくできたと思うのはこのシュービルさんという郵便局長、ハシビロコウですね。あとはこのスカンクの親子」 「ダヤンを好きな人だけでなく、見たことのない人も一回見てほしい」 原画展はカクイックス交流センターで、1月19日まで開催されています。 18日と最終日の19日には池田さんが再び会場を訪れるということです。
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