広島の秋は観光事業者にとって特に”かきいれどき”となります。 窓いっぱいにイラストを描く芸術の力で客の心をつかむ取り組みを取材しました。 【鈴木記者】 「午前１０時半すぎです。９月にはいって２度目の３連休最終日ですが、フェリーからは続々と人が降りてきています。桟橋のほうをみてもその人たち非常に笑顔があふれています。きょうは暑さというよりもやや風があって涼しい気候だが、商店街のほうをみても日傘をさしている人の姿、非常に少ない印象です」 【県外から来た観光客】 「観光しやすくなったよね」 「観光しやすくもなったし、すぐお腹がすくというか、いっぱい食べたいという気持ちがすごいですね」 【県外から来た観光客】 Ｑ：秋を感じている？ 「朝起きた時に寒っ！って」 「たぶんクーラー」 「違う違う！部屋出た時に寒って！」 Ｑ：３連休最終日どんな日にしたい？ 「食べ歩きやろ？」 Ｑ：カキ以外はどんなものを？ 「揚げもみじとソフトクリーム」 Ｑ：まさに食欲の秋 「（＊笑顔）」 観光客が口々にした”秋の訪れ”…。 弥山に登るこちらの人が願うのは…。 【県内から来た人】 「早く色づいてくれ、てもう少し色づいたら景色もきれいになるのかなと」 「もう少し遅く来たほうが紅葉がきれいかなと思ったが（きょう来た）」 【カナダから留学】 Ｑ：紅葉は見たことありますか？ 「まだ…楽しみ」 日本気象協会の予想する宮島の紅葉の見ごろは「１１月２２日」。 おおむね平年並みだということです。 一方、広島市内のホテルで進められていたのが！ 【鈴木記者】 「こちら見てください。高さ３ｍほどあるガラスにいっぱいに絵が描かれています。こちらは動物の熊ですかね。こちらはハロウィンの装いをしたフクロウですね」 【アーティスト】 Ｑ：何か見ながら描いている？ 「アドリブで…（事前にレイアウトは考えているが）最終的にはアドリブで」 イラストレーターとして活動する広島ゆかりの３人が「本から飛び出す秋物語」をテーマに手掛けるホテル”初”の巨大ウインドウアート。 普段はパソコンがメインのアーティストがヘルメット姿で慣れない脚立にのぼり、秋を感じるアートを２日かけて仕上げました。 【アーティスト】 「ゴールが見えかけてちょっとホッとしています」 【ホテル利用客】 「秋感満載！すごーい！かわいい…こうやって手で描いているんだ」 去年、Ｇ７サミットのメイン会場ともなったホテルは今月２度の３連休、どちらも盛況。修学旅行需要もあるここからの”秋本番”にさらなる期待を寄せています。 【グランドプリンスホテル広島・平岡千枝マーケティング担当】 「海外からの団体のお客様も増えてきているので、すごくいい観光シーズンになりそうだなと思っている。県内外問わずたくさんの方に来ていただいて、ここで思い出の一枚の写真を撮ってまた帰ってもらえたらすごくうれしいなと思う」 ウインドウアートは１１月末まで楽しめるということです。