ノーヒッター岩隈の値段が急上昇!今オフ争奪戦の激化必至。
岩隈は、来年の4月に35歳になる。この年齢のフリーエージェントの選手に関しては、各チームともに、オファーする際、3年以上の長期契約には慎重になる年齢だが、「3年契約程度なら、さほどリスクはない」と、3人は口をそろえる。 「彼は、パワー系のピッチャーではない。制球力、配球の妙で抑えるタイプだ」 「パワー系のピッチャーは年齢が気になるが、岩隈に関しては、急に力が衰えるとは思えない。マリナーズが、独占交渉権のあるうちに再契約できなければ、かなりの金額で争奪戦になるのではないか」と高い評価を与えた。 岩隈は、現在マリナーズの残留を希望している。だが、マリナーズは、獲得には、最低3年3000万ドル(約36億円)は必要とされている岩隈の足元を見て、その市場価格よりも低い額を提示するかもしれない。もちろん、独占交渉権があるうちに話をまとめたいが、このオフはジャック・ズレンシックGMの解雇が確定的。フロントオフィスの陣容を固めるのに時間が掛かるなら、時間切れとなって岩隈は、フリーエージェントとなり、マリナーズは、他チームのの3年4000万ドル(約48億円)に届くような高額オファーと争わなければならないかもしれない。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)