レスリング、乙黒のパリ五輪消滅 川井も敗退
レスリングの全日本選手権第3日は23日、東京・代々木第二体育館で行われ、男子フリースタイル65キロ級で東京五輪王者の乙黒拓斗が準決勝で清岡幸大郎に6―6の内容差で敗れ、パリ五輪出場がなくなった。 フリー65キロ級など五輪出場枠を獲得していない男子8階級は、今大会の優勝者がアジア予選、世界最終予選に派遣される。枠を獲得した選手が五輪代表となる。 女子68キロ級の石井亜海は1回戦で尾崎野乃香に敗れ、今大会での五輪代表決定を逃した。川井友香子も初戦で敗退し、62キロ級を制した東京五輪に続くパリ五輪出場がなくなった。 石井は9月に世界選手権5位で五輪出場枠を確保し、今大会で優勝すれば五輪代表に決まる状況だった。優勝者と別日程で代表決定プレーオフに臨む。24日の決勝は尾崎と森川美和の組み合わせ。 男子フリー86キロ級決勝で高谷惣亮が石黒隼士に敗れ4大会連続五輪出場を逃した。4階級にまたがる歴代2位の今大会連覇は12で止まった。男子グレコローマンスタイル67キロ級は遠藤功章と曽我部京太郎が24日の決勝に進んだ。