糸魚川大火から22日で8年…記憶風化させない、地元住民らが町内練り歩き「火の用心」
新潟県糸魚川市の糸魚川駅北側の147棟を焼いた2016年12月の糸魚川大火から8年となった12月22日、地元の小学生らが被災地だった場所を練り歩き、火の用心を呼びかけた。 【写真】2016年に発生した糸魚川大火 大火の記憶を風化させず、次世代に引き継ごうと被災地区の住民らが毎年行っている。2024年は児童や住民ら50人近くが参加した。 児童らはそろいの赤い法被を着て、糸魚川市大町2の復興拠点施設を午後5時半ごろ出発。地元区長らとともに、出火元の付近などを歩きながら、拍子木を鳴らして「火の用心」と大きな声で注意を促した。 糸魚川大火は、16年12月22日午前10時20分ごろ、糸魚川市大町1のラーメン店から出火した。原因は大型コンロの消し忘れだった。鎮火は翌23日。死者はいなかったが、17人がけがをした。