アーセナル、今夏も380億円近い大型補強を画策?イサク&オリーセらが候補か
アーセナルは、今夏の移籍市場でも昨夏に続く大型補強を画策しているようだ。 昨夏にはデクラン・ライスやカイ・ハヴァーツの獲得など、2億ポンド(約382億円)以上を投じたアーセナル。すると今季はプレミアリーグ32試合消化時点で首位と2ポイント差の2位と激しい優勝争いを演じており、チャンピオンズリーグ(CL)では14年ぶりに準々決勝まで駒を進めていた。 そんな近年大きな成長を見せてきたアーセナルだが、オーナー陣は次のステップへ進むためにも補強が必要であると考えているようだ。イギリス『ガーディアン』によると、バイエルンを前にCL準々決勝敗退に終わった後、オーナーのクロエンケ・スポーツ&エンターテインメント(KSE)はさらなる成長のために大型補強が必要だと認識しているという。そして今夏の移籍市場の補強ポジションは、ストライカーとウインガーと伝えられている。 ストライカーの候補としては、ニューカッスルFWアレクサンダル・イサクが主要ターゲットに。アーセナルは2022年のニューカッスル移籍前から熱心に注目しており、予想される移籍金は1億ポンド(約191億円)である模様。また、スポルティングCPで今季36ゴールを奪うFWヴィクトル・ギェケレシュも有力候補のようだ。さらにユヴェントスFWドゥシャン・ヴラホヴィッチも代役候補になる可能性があるが、一時噂されたブレントフォードFWイヴァン・トニーへの関心は薄れているという。 一方でウインガーの候補としては、クリスタル・パレスFWマイケル・オリーセの名前が浮上。今季はケガのためプレミアリーグ9試合の出場に留まっているが、アーセナルのスカウト部門は好印象を持っているようだ。U-21フランス代表FWは、今夏に有効となる契約解除金が6500万ポンド(約124億円)とも伝えられており、マンチェスター・ユナイテッドなども興味を持っているとされている。 なお、アーセナル側はプレミアリーグの「収益性と持続可能性に関する規則(PSR)」に違反しないように警戒しつつも、エドゥSD(スポーツダイレクター)とジョシュ・クロエンケ氏は昨夏と同程度の予算を投じてチーム強化を考えているようだ。今後の動向に大きな注目が集まっている。