【意見陳述】殺害された小学校教諭の父「死人に口なしではなく正義ある判断を」 夫は殺人について無罪を主張 福岡地裁
FBS福岡放送
去年、福岡県久留米市で、小学校教諭の女性を殺害し遺体を放置した罪に問われている夫の裁判員裁判で9日、女性の父親が意見陳述を行い、「正義ある判断」を求めました。
殺人と死体遺棄の罪に問われているのは、久留米市の無職、渡辺司被告(42)です。 起訴状によりますと、渡辺被告は去年9月、久留米市の当時の自宅マンションで、妻で小学校教諭の彩さん(当時35)の首を圧迫して殺害し、およそ1か月にわたり遺体を放置したとされています。 これまでの裁判で、渡辺被告は死体遺棄については認める一方、殺人については無罪を主張しています。
9日は彩さんの父親が意見陳述を行い「死人に口なしが通る結果ではなく、正義ある判断を望みます」と求めました。 このあと、検察が求刑などを行って結審し、判決は21日に言い渡されます。
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